長い歴史を持つお馴染みのインターナショナルウォッチカンパニー略してIWC 、1868年から逆算すると2014年の現在では146年前からの会社という事になります。あと4年で150年目を迎えるこの会社の製品にほんの少し前の時代では御座いますが、ツインスプリット式の測定機能を持つクロノグラフ式腕時計としてのRef 3711シリーズが存在しておりました。ダブルというネーミングがそのままドッペルと表記されシンプルな世界ではなく複合された複数形の最小限 1と2の関係を色濃く残せる機能が付属されておりました。このMODEL:3711シリーズはもちろんプロトタイプの試作品ですから当然世に出る事なく企画段階で製品としては販売される事はありませんでした。この後にMODEL:3711シリーズは改良が施されMODEL: 3713シリーズへと変化し、ちょうど時期を重ねるが同じく130周年記念のIWC 130 Limited として限定発売されました。表面のガラスのエクステリアデザインが変更となりドームサファイヤクリスタルレンズから平面クリスタルレンズへと変化しました。ケース外観がほとんど変わらない無骨でシンプルな洗練された鉄の箱、この鉄の箱の中にIWC社製の精度の高いツインスプリット式クロノグラフ機構を搭載させた複雑機構を組み込んだ機械式クロノグラフモデルでした。文字盤の素材は白系マザーオブパールでピンクに反射する色を意図的に強調させたカラートンスタイルを採用です。ピンクとグリーンに反射するマザーオブパールの特徴が色濃く出過ぎて結果、マザーオブパール素材ではなくセラミックホワイトに近い透明度のある白文字盤に決まりました。インダイヤルの3つ目玉はそのままブルーの雰囲気で130周年記念に正式採用として製品文字盤へと反映されました。
加古 俊文
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