AFF3 東京タワーを眺めながら2年
東京のど真ん中は何処?と聞かれれば、
多分このAFF3前なのではないでしょうか?と反射的にそう応えます。
高さを誇る666メートルのスカイツリーとはまた違った魅力の日本電波塔333メートル東京タワーです。いつもの如く会社の前からデジタルカメラで撮影です。カメラはNikonDfへ単焦点マニュアルフォーカスの50mmで撮影です。このレンズは本当にデリケートなくらい微妙なピントの山が御座いましてほんの数ミリ程度の動きでピントが動きます。冷たく重いトルクのヘリコイド式の金属筒を指先で適当に廻しながら肉眼でピントを適当に追い掛けて行きます。狙ったつもりが微妙にピントが甘かったり、前後のスペアで撮影した画像にピントが来ていたりと撮れ方は千差万別なので御座います。機械任せのAF オートフォーカスピントで撮影した方がよほど的確で綺麗に撮影出来るのですが、便利で速くて的確な機械任せの綺麗な写真画像では微妙に満足感が味わえないある意味偏屈者なのかも知れません。出来上がった画像が先に想像出来てしまうつまらなさとでも表現しましょうか?人生は適度に思い通りになると!それはそれで逆につまらないものなのかも知れません。偶然の捕獲性やら絵の切り取り方には人の個性やら趣向性が自然と滲み出てしまうのかも知れません。自分はどちらかというとローキーでトーンも暗い感じの画像が好きなのです。この怪しい雲の存在感やら今にも天気が崩れだして強い風が吹き荒れる前触れのような雰囲気がイメージとしてのその時のインスピレーション、冬の東京タワーは冷たくて紅い!それだけで充分に絵になります。
2014/03/17
加古 俊文
NikonDf
Carl Zeiss Makro Planar
T* 2/50 ZF.2
「A」F2 ISO100
Photo by Toshifumi Kako
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